「山形花笠まつり」は山形県を代表する夏まつりで、毎年8月5日から7日までの3日間、山形市で行われます。
踊り手の約1万4千人が、山形の花「紅花」をあしらった笠をかぶり、躍動感あふれる笠回しを披露するパレードが行われます。
パレードコースは、ライトアップされた山形市の十日町から文翔館までを往復することで、市内を盛り上げます。
「山形花笠まつり」は昔「花笠音頭大パレード」の一部として行われていましたが、昭和40年からは単独のまつりとして開催されています。
1970年に開催された大阪万博で「山形花笠まつり」の花笠踊りが日本を代表する民俗芸能として披露され、そのことから全国に知名度が上がりました。
また、1993年からは市民参加型のまつりへと変化していて、企業や学校、愛好会などの参加者が増加しています。
また「山形花笠まつり」には、華やかな「ミス花笠」や、様々なオフィシャルグッズもあります。
また、自由参加コーナーでは、誰でも花笠踊りを踊ってみることができます。このまつりは山形の夏の風物詩として、多くの人々に楽しまれています。
山形花笠まつりの歴史
「山形花笠まつり」は、1963年に始まった「蔵王夏まつり」から発展しています。
当初は観光PRを目的として開催されたこのイベントの中で、「花笠音頭大パレード」が行われ、今日に至るまでの花笠まつりの原型となりました。
「花笠音頭」の歌い出しは諸説ありますが、大正中期に尾花沢で土木作業時に使われた土突き歌が元となっているといわれています。
昭和初期には民謡に変わり、今日に至ります。花笠踊りは、菅で編んだ笠に赤く染めた紙を花飾りとして付けて景気づけに振ったり回したりすることが発祥です。
1965年からは「花笠音頭大パレード」が単独の「山形花笠まつり」として開催されるようになり、1970年には大阪万博で日本を代表する民俗芸能として披露され、全国的に知られるようになりました。1993年からは山形商工会議所がまつりの事務局を引き継ぎ、市民参加型のまつりへと変化していきました。
花笠まつりの音頭はどんな歌なのか
「花笠音頭」は、山形花笠まつりを盛り上げるために作られた歌です。
この歌は、最上川の流れに沿った山形県の名所や名物を歌い込んだもので、山形の方言を使って書かれています。この歌は山形の風土や文化を表現しています。
「花笠音頭」の起源についてはいくつかの説がありますが、一般的には、大正中期に尾花沢で行われた土木作業時に歌われた土突き歌が元となり、昭和初期に民謡化されたとされています。その後、花笠まつりで歌われるようになり、三味線や尺八、太鼓などの伴奏が加わり、今日に至るまでの賑やかな音頭になりました。
また「花笠音頭」の歌詞は、現在は15種類あります。
山形の方言が歌詞に使われている
「花笠音頭」の歌詞は、山形の特有の方言が多く使われています。この記事では、歌詞中で分かりにくい用語をいくつか説明します。
「目出度」という言葉は「めでたい」や「おめでたい」、そして「祝い」の意味を持ちます。「若松様」という言葉は、山形藩主の尊称です。花笠まつりでは、花笠の若衆が藩主に扮してパレードすることから、このような呼び方がされています。
また「花笠」という用語は、スゲ笠に赤い花飾りがついたものを指します。花笠まつりでは、花笠を手にして踊ることが特徴です。「若衆」という用語は、若い男性を指します。花笠まつりでは、花笠の若衆と呼ばれる踊り手を指します。「娘さん」という用語は、若い女性を指します。花笠まつりでは、花笠の娘さんと呼ばれる踊り手を指します。
このように、「花笠音頭」の歌詞は、山形の方言を用いて書かれている点も理解しておくとさらに楽しめます。
山形花笠まつりに訪れた外国人観光客の感想
花笠まつりに訪れた外国人観光客からは、以下のような感想が寄せられています。
「外国人観光客にも利用しやすい体験型コンテンツや多言語の看板などの対応が整っている」
「花笠まつりは、踊り手が華麗に舞う姿が見られる魅力的なお祭りであり、外国人観光客にもオススメだというレビューがあります」
「山形県の伝統文化を伝えることができる親しみやすいお祭りという感想もあります」
花笠まつりに訪れた外国人観光客からの反響はこういったものが多く見受けられました。
